慶応義塾大学アートセンターの「都市のカルチュラル・ナラティヴ」というプロジェクトで、2019年から4年間、年に1本作品を制作しました。最初の2年はこのプロジェクトに参加している文化施設などを取材し、後半コロナ禍になりましたが「港区」であれば自由という事で自分なりにテーマを見つけ、港区の都市文化を見つめました。ぜひご覧ください。
2020「漆と人」38分
2021「港画百景」20分
2022「山陽堂書店」15分
「都市のカルチュラル・ナラティヴ」プロジェクト
こんにちは。2021年は光らない東京タワーの下で迎えた。撮影をしていたのだ。川崎の方からきた3人組の若者と話をして、歩き疲れて青山墓地の前でタクシーを拾った。元旦に誰もいない墓場の前から乗るなんて、ちょっとどうかしてるかと思うが、タクシーの運転手さんは優しかった。お客さんが乗ってくれるだけでありがたいと。新宿へ続くトンネルでは、暴走族がお決まりのパラリラを鳴らして走っていて、あぁまだこういう方達は元気なんだなとなぜか嬉しくなる。思わずカメラを回してしまった。女番長いいぞ!
お知らせです。表参道の山陽堂書店の年賀状展に参加しています。私はお友達に出すみたいにラフな感じで書いたので大丈夫かな‥。もしお近くに行った際はふらっとどうぞ。
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昨年はカルナラのプロジェクトで漆をめぐる映像作品を作りました。漆を採取するところから取材させてもらい、漆芸家で人間国宝の室瀬和美先生の制作過程に密着、我々の目に届くまでの冒険を撮影しました。美しいものは全て自然と繋がっていて、周りの人々もなんだかとっても素敵な方達ばかりでとても楽しかったです。去年取材させていただいた虎屋文庫さんにもご協力いただきました。皆様に感謝いたします。WEBで公開してますので、お時間ありましたら(38min)ぜひ見てくださいね。英語字幕版もあります。
●「漆と人」https://vimeo.com/433063515
●「Living with Urushi」https://vimeo.com/433071812
今年もカルナラのプロジェクトで新しい作品を作っているので、お楽しみにしていてください。コロナ禍ですが、今できることを楽しみながらこつこつとやっていきます。よろしくお願いします:)